既存壁を断熱材として利用し、その外側に空気層をつくり、さらにその外側に断熱効果のあるサイディング材で覆う。これによって、壁の構造そのものを変更するといった大規模な工事をすることなく、一般住宅での外断熱リフォームが比較的低コストに、短期間で可能になりました。しかも、既存壁、サイディング材と二重の断熱材を使うことになり、より効果的になりました。さらに、間に空気層を設けることで、既存壁を通過した湿気が、壁内に溜まることなく通気されます。外断熱工法が、高気密すぎるために、常に強制換気が必要といったデメリットも解消されました。
現在、住宅の内部結露を抑えるために外断熱工法が多く使われていますが、外断熱工法にしたからといって完全に結露が抑えられるわけではありません。正しい工法で外断熱を行わなければ内断熱工法と変わらない効果しか得ることができないのです。
日本の外断熱住宅の80%以上は、カビや結露の出る名ばかりの外断熱工法だと言われています。外断熱工法の多い北海道では、このことが問題になっており「外断熱工法は良くない。」というクレームが多発しているようです。クレームの起きた住宅の多くは、正しい外断熱工法を行っていなかったことが考えられます。外断熱工法で一番大切なことは通気性を持たせる事です。外断熱工法にする場合は気密性が高い分、必ず通気性を持たせるようにしないと湿気が中にこもってしまうからです。昭和アルミでは、従来の外断熱工法ではできなかった家の「通気性」を考えた本当の外断熱用外壁材を提供しております。
|